「車用塗料以外の塗料を誤って車に塗ってしまった!」そんな時の対処法は?
タカラ塗料=車の刷毛塗り全塗装とイメージされる方も多くなったここ数年。
インターネットで検索をするとタカラ塗料の色々な塗料が出てきますが、稀にお客様からのお問合せの中に、
「車用の塗料だと思って購入したら、内部用の塗料だった」
「車用ではない塗料を車に塗ってしまった」
というお声をいただくことがあります。
実は、当店の車用塗料は内部用水性塗料と一部色名が同じものがございます。
当サイト「車の刷毛塗り全塗装」では、車専用の塗料のみを販売しております。
また他サイトの商品ページにはお間違えの無いよう注意書きを明記しておりますが、誤って購入されるお客様が少なからずいらっしゃいます。
このページでは、車用の水性塗料と内部用の水性塗料は何が違うのかを実験を交えてお伝えし、
さらに、車用塗料以外の塗料を誤って車に塗ってしまった場合の対処法をご紹介していきます。
車用水性塗料と内部用水性塗料の違い
塗料は、塗装後の置かれる環境や塗装したい対象物の素材などで必要とされる塗料の性能が異なります。
当店で販売している車用の塗料は、雨風や太陽光に比較的強い耐候性、そして金属にも塗装できる密着性のある塗料です。
一方、内部用水性塗料は文字通り建物の内部で使用する塗料の為、車用の塗料に比べると耐候性や金属への密着性が劣ります。
その結果、車の塗装に向かない塗料を使用してしまうと、せっかく塗った塗膜が剥がれてきてしまう可能性があるのです。
金属板に車用水性塗料と内部用水性塗料を塗った場合の剥がれやすさ比較実験
車用水性塗料と内部用水性塗料を金属板に塗った場合、剥がれやすさにどれくらいの違いがあるのか実験してみました。
向かって左が車用水性塗料、右が内部用水性塗料です。
それぞれの塗料を塗った面にカッターナイフで碁盤目状に傷をつけ、上から養生テープを貼ってはがしてみました。拡大した画像をご覧ください。
左:車用水性塗料、右:内部用水性塗料
左側の車用水性塗料は、カッターでつけた傷はついているものの剥がれなどはなく、塗料が密着していることが分かります。
一方、右側の内部用水性塗料は、碁盤目状に塗料が剥がれ落ちている所が多々ありますね。
この様に、目的と素材に合わせた塗料を使用しないと、うまく密着せず剥がれてしまうことが分かりました。
車に車用以外の塗料を塗ってしまうと、今回の実験結果のようにすぐ剥がれてしまうので注意が必要です。
失敗した?!タカラ塗料の車用塗料以外の塗料を誤って車に塗ってしまった場合の対処法
既に車用塗料以外の塗料を誤って車に塗ってしまった場合の対処法をご説明します。
結論から言えば、一から全部剥がして塗り直していただく形になります。
車用以外の塗料の上から車用塗料を塗装しても、下の塗料が素地と密着していない為すぐに剥がれてしまいます。一度全部剥がす作業を必ず行ってから再塗装に挑みましょう。
剥がし方は、サンダーに150番程度の粗めのサンドペーパーを取り付けて削り落としましょう。落とし終わったら、300番程度のサンドペーパーで磨き、ボディに付いた粉塵やカスなどを拭き上げてください。
そこまで処理を終えれば、上から車用塗料を使って刷毛とローラーで塗装できるようになります。
タカラ塗料の車用塗料は当サイトのみで販売しております
当店の車用塗料は内部用水性塗料と一部色名が同じものがあるため、車を全塗装する際は当サイト「車の刷毛塗り全塗装」から塗料をお買い求めくださいませ。
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