2液ウレタンで艶が出てしまう場合の対処方法
2液ウレタンは塗った膜が厚くなると、艶消し剤が利きにくく艶が出てしまう場合があります。
ですので厚塗りにならないように、適正に薄めてから(20〜25%)塗装をお願いします。
ただそうして塗っても下記の場合は艶ムラが出てしまう場合があります。
1回目と2回目に塗る時間が短かった場合
通常塗装間隔を2時間空ければ問題ないのですが、それ以内で塗って半乾きの塗料の上にもう一度塗料が乗ると、引っ付いて一体化して塗料を厚く塗ったときのような状態になり、艶消し剤が利きにくくなります。
気温が30℃以下で夏用のシンナーやリターダーを使用して間隔を空けずに塗った場合
夏用のシンナーやリターダーは夏場に塗りやすいように乾燥が遅くなるようにできています。それらのシンナーを使った状態でやや厚塗りしてしまったり、乾燥しきらずに2度目を塗った場合も艶ムラが出てしまいます。
艶ムラや艶が出てしまった場合の対処法
まずよく乾かしてください。一昼夜置けばほとんどの場合大丈夫です。
また重ね塗りをするのですが、最後に塗り終わってから1週間以上置いたりしていなければ足付けは不要です。
もし長く置いていたのであれば軽く足付けをしてください。
1、よくかき混ぜる
艶消し剤が混ざっていない場合がありますので、ヘラなどで底のほうからよくかき混ぜます。
2、硬化剤を規定量入れる
4:1のウレタンなので、主剤4に対して硬化剤1を入れてください。
3、シンナーを多めに入れる
薄く塗るためにシンナーを多めに入れてください。(シンナー量の目安は、主剤+硬化剤と同量)
4、うすく均一に塗る
乾燥後このようになります。
詳しい上記の塗り方を動画でご紹介しております。
こちらもご参考になれば幸いです。