「何回塗っても元の車の色が透けてしまう!」対策と対処法は?
タカラ塗料の車用塗料で全塗装をしてくださる方が増え、事例も沢山お寄せいただいています。
その中で、時には失敗してしまったという方を目にします。
「塗装事例では2、3回塗りで色がキマると書いてあったのに、実際塗ってみると何度塗っても元の車の色が透けてしまう...!」というお声をいただきました。
こちらの方は鮮やかなグリーンの車に、 淡いベージュ系の「ミルクティーベージュ」を塗装されたようです。
当店では、通常2〜3回薄く重ね塗りでの塗装を推奨していますが、塗る色や下地の色によってその状況は異なります。
このページでは、実際の失敗体験の原因をご説明しながら、 未然に防ぐ方法と対処法をご紹介していきます。
考えられる原因
■元の車の色と、塗りたい色の色合いがかなり違う
元の車の色と、これから塗ろうとしている塗料の色合いが似ているものであれば、2〜3回塗りで色ムラが無くなることが多いです。
例:元の色が白の車→ベージュ系の塗料で塗る、元の色が黒の車→ダークグリーン系の塗料で塗る 等
ですが「元の車の色がブラックで、塗りたい色が淡い色」のように、
元の車の色が濃い場合は
2〜3回塗っても元の色が少し透ける可能性があります。
■塗りたい色が鮮やかな色である
当店の車用塗料のカラーラインナップの中でも、
ホワイト系、レッド系、オレンジ系、イエロー系等、鮮やかな色味のものに関しては、特に下地の色が透けやすいです。
未然に防ぐための対策と失敗してしまった時の対処法
■焦らず3回以上塗り重ねる
2〜3回塗装し終えた状態でまだムラが残っていても、塗り重ねていけば次第にムラが目立たなくなっていきます。
焦って塗料を薄めず原液で塗ったり、分厚く塗ったりしてしまうと凸凹の原因になってしまいますので、
ご自身が納得するまで、
うすめ率は保ったままカスカスに塗り重ねていってみてください。
■特に鮮やかな色を塗る場合、下地透け防止のため先にグレーを塗るという方法も
基本的には、ムラが無くなるまで塗り重ねていく方法がコスト的にもベターではありますが、
特にレッド系やイエロー系等、鮮やかな色を塗る時は、下地透け防止として「グレー」を先に2度塗り程度塗装する手もあります。
元の車の色の上から直接鮮やかな色を塗る場合、最低でも4〜5回以上は重ね塗りすることになりますが、
下地としてグレーを塗れば、通常より色が早くきまりやすくなります。
塗る色は一つ増えますが、ムラが残りにくく仕上がりが綺麗になるのでおすすめです。
車用塗料で説明!色によって違う「透けにくい色」「透けやすい色」を解説したYoutube動画はこちら
対策と対処法を理解して車の全塗装を楽しんでください
工程をいくつか踏んで完成させていく車の刷毛塗全塗装。初めての方はやはり不安になるかもしれませんが、 しっかりポイントを抑えれば大丈夫です。
多数の塗装事例を掲載しています。
車種名・メーカー名から絞って検索もできますので、是非一度参考にして、お好みの色で全塗装を楽しんで下さい。
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