刷毛塗り全塗装で「ゆず肌」にならない為の対処方法

車の刷毛塗り全塗装で暖かくなってきた時期のトラブルの中に、
車の表面がデコボコとした状態になってしまう

「ゆず肌」
ゆず肌

というものがあります。

「ローラーの目が多めに出てしまい、ゆず肌(凸凹状の表面)になってしまう」
「刷毛の目がきつく出てしまい、そのまま乾いてしまった」
「今まできれいに塗れていたのに、今回は塗り広がりにくく、きれいに塗れない」
というものです。

ゆず肌の原因は、気温が高く、早く乾きすぎてしまっていることがあげられます。

刷毛塗用の塗料はもともと乾燥が早く、中でも2液ウレタンとラッカーは乾燥がとても早いです。
水性も車体が日光等で熱くなっていると乾燥が早くなります。

気温が高いとローラー目や刷毛目の山が表面張力で収まる前に乾燥してしまい、そのムラがとても目立ちます。
そうならないための、真夏でも塗っていただける対処方法を3つご紹介いたします。
 

1.適量より少し多めにうすめ液を入れて薄める

例えばラッカーの場合、適量が80〜100%なのですが、100%に近づける、または110%程度シンナーを入れて、カスカスに塗り広げていくというのを繰り返します。
2液ウレタンなら30%程度、水性なら8〜10%ぐらいを目安にします。
 

2.シンナー自体の乾燥を遅らせる

当店ではラッカーシンナーは1種類しかありませんが、2液ウレタンは「冬用」「春秋用」「夏用」の3種類があり、季節によって出荷するシンナーを変えています。

例えば冬用のシンナーで夏に塗ると、乾燥が早すぎて塗りにくく、夏用のシンナーで冬に塗ると乾燥が遅すぎていつまでも乾きません。

乾燥の早い、気温の高い時期には、ラッカーと2液ウレタンそれぞれにリターダーという乾燥を遅くするシンナーがあります。
そのシンナーをラッカーシンナーや2液ウレタンの冬用、春秋用のシンナーに少量(5%程度)添加すると乾燥を遅らせることができます。
ラッカーリターダー商品はこちら>>
ウレタンリターダー商品はこちら>>
 

3.カスカスに塗る

パンプキンスープ
1で多めにうすめ液を入れて薄めて、さらにカスカスになるように薄く塗り広げます。
一気に色を付けようとせずに、ローラーの中の塗料をすべて絞り出して、多くつきすぎたところはそのローラーで吸って伸ばすようなイメージです。
 
 

さいごに

夏場など、気温が高くなると塗装の難易度は上がります。
上記に加えて、日中と炎天下での作業は避けて、日陰で涼しい時間帯に塗るなど、車の温度を下げる工夫をすると作業が比較的しやすいです。

 

 

コンテンツ

株式会社タカラ塗料
〒557-0063
大阪市西成区南津守4-3-17
(平日10〜17時)

takaratoryo.com