つや消しで仕上げる場合にクリアは必要ではない?

「クリアを塗ったほうがいいのでは?」
「クリアを塗ったほうが長持ちするのでは?」
というご質問を多くいただきます。

せっかく綺麗に塗った車の色を長持ちさせたいお気持ちはとても良くわかるのですが、
当店ではこちらのご質問に対して
「同じコストをかけるなら、同じ色の塗料を劣化したときにもう一度塗ってください」
とご回答しています。
理由は下記の三点です。

■「つや消しのクリア」を塗ると色が少し白くくすむ

つや消しの塗料を塗った上から塗るのはつや消しのクリアになるのですが、
そのつや消しのクリアを作る上で、たくさんつや消し剤を入れなくてはなりません。
そのつや消し剤というものは少し白っぽいもので、どうしても白くくすんだ色になってしまいます。

■ つや消しのクリアもつや消しの塗料と同じぐらいの耐久性しかない

つや消しのクリアにはつやを消すためにたくさんのつや消し剤が入っています。その分クリアの中の不純物が増え、結果色つきの塗料と同じ耐久性となってしまいます。

■ つや消しのクリアも汚れはつきやすい

「つや消し」はつや消し剤を入れることによって表面がザラザラになり、つやが消えた状態です。
そのザラザラが汚れがつきやすい原因となります。
そもそも、つや消しの色は汚れがついても目立ちにくいものです。


さて、なぜクリアを塗ると強くなる!という一般論があるのでしょうか?
それは近年の純正色にパールやメタリック色が多いということがあります。
一般的にクリアを塗るのはメタリック、パール色の場合です。
パールやメタリック色はその色や輝きをよく見せるために、あまり樹脂の入っていない状態になるまでパールやメタリックの粉を入れています。
メタリックやパールはそれだけ塗ると艶がないものですので、艶を補うためにクリアを塗ります。
また、塗料同士のつながりも弱いため、爪でひっかくとすぐ傷になるような状態になっています。
それを抑えるために必ず樹脂100%の状態であるクリアを塗って、それらを閉じ込めてしまい、さらにキラキラと濡れたような艶の状態にするのです。
ということで、刷毛でソリッドカラーをつや消しで塗る場合はクリアは必要ない、というお話でした。

 



暑い日に塗る


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