チョーキング現象とは塗膜が劣化すると起こる劣化症状の一つで、触るとその色の粉が手についてしまう現象です。「白化現象」「塗料の風化」「粉が吹く」と言う場合もあります。
チョーキング現象は塗膜の中にある顔料が粉化して表面に出てくる現象なので、顔料が含まれていないクリアー塗料など、チョーキング現象が起こらない塗料もありますが、色がついている塗料の場合はほぼ全て経年劣化とともにチョーキング現象が起こります。
塗料別の劣化しにくい年数は、ボンネットや屋根の劣化が水性で4〜5年、ウレタンで2〜3年、ラッカーで1〜2年となります。
チョーキング現象が起こっているかどうかの確認方法は非常に簡単です。
指でなぞってみて白い粉が指につく場合、チョーキングが起こってしまっています。
「チョーキング現象が起こった=塗膜が劣化してしまっている」ということなので、そろそろ再塗装しなければならないという目安として考えましょう。