タカラ塗料の大野です。
以前の記事で遮熱塗料のトワイライトネイビーを塗っても大差がないというような記事を書きましたが、とりあえず天井を塗るときは遮熱プライマーの白を下塗りに塗ってみることにしました。
正直塗ったものの、このネタは没にしようと思ってたぐらいなのですが、”塗料のふたを開けて売る塗料屋”としては実験したものを書き残しておこうと思います。
天井を塗る下準備
まずキャリアが邪魔なのでキャリアを外しました。


外してマスキングしてやすりをかけようと天井をよく見ると、結構塗膜が劣化してました。


溝の部分の塗料が薄くなっています。たぶんローラーで塗ってて段の部分にあまり塗料が入っていかなかったので薄かったんですね。
こういう部分は刷毛で先に塗っとくほうがいいですね。

面積的には小さいので、古い刷毛とローラー、そして通称「肉の皿」を準備。
肉などを買ったときの発泡スチロールのトレーのことですが「肉の皿」と言ってしまうことが多くお客様に通じないときがあります。でも肉の皿です。
これに塗料を入れてローラーで塗ります。塗り終わったら躊躇なく捨てることができるのが肉の皿のいいところです。
濃い色の下地の上に白はのりにくい




やっぱりレーズンバーガンディ→白は結構透けます。
こういう時は乾かして塗る、を繰り返す必要があります。


3回ぐらい塗ると透けなくなってきました。この状態で触るとやはりトワイライトネイビーよりもレーズンバーガンディよりも冷たく感じます。白はやはり遮熱性が高いです。


そしてトワイライトネイビーを塗っていきます。
一度白くしたところにまたネイビーを塗る、しかもちょっと透ける、みたいなことになってすごく徒労感があるのですが、これで温度が上がらないようになれば報われますが・・・・
結果有意な差はありませんでした!