車の塗装が粉っぽくなってきた時の自分でできる対処方法

車を長く乗っていると、ボディ表面が「白っぽい」「粉をふいたように見える」と感じることはありませんか?

この粉っぽく(白っぽく)なる原因は、塗装の劣化症状の一つで「チョーキング」と呼ばれます。
ガードレールや外壁を触ったときに指に白い粉が付いた、という経験をされた方も多いと思いますが、それと同じ現象です。


なぜ車の塗装は粉っぽくなるの?

チョーキングとは、塗装の膜の中に含まれる色の顔料が紫外線などの影響で粉化し、表面に現れる現象です。

特にソリッドカラー(クリア塗装のない単色仕上げ)の純正車や、つや消しに全塗装した車ではチョーキングが起こりやすくなります。

また、クリアが施されている車でも、クリア層の下でチョーキングが起こっていることもあります。

最初は「艶がなくなってきたかな?」という程度ですが、やがて手で触ると白い粉が付くようになります。
この状態は「塗装の膜が劣化してしまっている」サインで、再塗装しなければならないという目安として考える必要があります。

チョーキングを補修する方法は、再塗装しかありません。
粉状になった塗装の膜を研磨で取り除き、再塗装することで本来の色味を取り戻すことができます。


車の塗装が粉っぽくなってきた時の対処法:業者に依頼した場合

チョーキングを補修するときに、まず考えるのが板金塗装業者への依頼ですよね。
板金塗装業者ではコンパウンドでの研磨でチョーキングの補修をしますが、ボンネットやルーフだけでも3~5万円、ボディ全体となると10万円以上かかることもあります。

これだけ費用が大幅にかかることを考えると、「どうしよう…」と二の足を踏んでしまう方も多いのではないでしょうか。


車の塗装が粉っぽくなってきた時の対処法:刷毛とローラーでのDIY全塗装

そこでタカラ塗料がおすすめするのが、刷毛とローラーを使ったDIY全塗装です。

タカラ塗料では、2025年現在約75,000台分もの車用塗料を販売しており、サイトでご紹介している「車を自分で塗り替えたお客様塗装事例」は約3,000台にも及びます。

タカラ塗料の車用塗料と道具セットで刷毛とローラーで自分で全塗装する場合、普通自動車であれば約2万円で全塗装ができ、業者に頼むよりコストを大幅に抑えられるのも魅力です。

「車の全塗装なんて素人には無理でしょ」と思われるかもしれませんが、未経験の方でもDIYで車を全塗装できる専用の車用塗料と方法をご提案しています。


粉っぽくなっている車を刷毛とローラーで全塗装する手順

① 下地処理(マスキング・足付け・脱脂)
塗らない部分をマスキングテープなどで保護し、車体全体を600番程度の紙やすりでやすりがけします。
その後、「ワックスオフ」で油分や削りカスをしっかり拭き取ります。

② 細部を刷毛で塗る
ドアノブやエンブレムまわり、車体のエッジなど細かい部分を先に刷毛で塗ります。

③ 広い面をローラーで塗る
ドアやボンネットなどの広い面をローラーで塗装します。

④ 重ね塗りして仕上げる
ムラや透けがなくなるまで、薄く何度も重ね塗りして完成です。


まとめ

車の塗装が粉っぽくなってきたら、それは塗装の劣化が進んでいるサインです。

全体的に粉っぽくなっている場合は、思い切って自分で全塗装するのも一つの選択肢です。
タカラ塗料では、刷毛とローラーでの全塗装に必要な塗料や道具、手順を詳しくご紹介しています。

タカラ塗料をご利用いただく方の多くは、車のDIY全塗装が初めての方です。
それでも「思った以上の仕上がりに満足しています」といった声を毎日のようにいただいています。

女性お一人でDIY全塗装に挑戦される方や、お子様と一緒に楽しみながら全塗装をされる方もたくさんいらっしゃいます。

また、「劣化がひどくて廃車にしようと思っていた車を自分で全塗装したら見違えるようになり、大切に乗り続けている」というご感想をいただくことも多いです。

車の劣化、チョーキングをどうにかしたい方は、ぜひDIY全塗装にチャレンジしてみてください。

刷毛とローラーでの全塗装手順はこちら>>

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