タカラ塗料 商品開発担当の坂本です。
先日のアンケートでは、「塗装後に後悔したことはありますか?」という質問に対して、
「ムラになってしまった」「タレ跡が残ってしまった」といった回答を多くいただきました。
「それでも自分で塗装したという達成感が大きい」という前向きなお声もあり嬉しい限りですが、せっかくなら仕上がりにも十分満足していただきたい…!
そこで今回は、ムラができてしまう原因と、その対処法をご紹介します。
<ムラの原因1:塗り重ね回数の不足>
当店では、刷毛とローラーで全塗装する際の目安として、「2~3回うすく重ね塗りする」とご案内していますが、色によっては2~3回重ね塗りしてもムラになることがあります。
当店の提案色の中では「マットホワイト/ドライドプラムレッド/パンプキンスープ」が特に透けやすい色なのですが、この3色は4~5回重ね塗りしてもまだ下地が透けるため、6回、7回と重ね塗りする必要があります。
最低でも2~3回重ね塗りする、それでもムラを感じるようであればさらに塗り重ねる、ということを意識して塗装していただければ必ずムラはなくなります。
また、ムラがあるかどうかを確認するためには、太陽光の下で少し離れて見てみることが大切です。
塗装が終わる頃には陽が落ちているということも多いと思いますが、蛍光灯下も含め、明るさが十分にない環境では「きれいに塗れているように見える」ことがほとんどです。
しっかり乾かしたうえで、翌朝屋外で確認してみてください。
まだムラを感じるようであれば、その部分だけでももう一度重ね塗りしましょう。
<ムラの原因2.塗料の薄めすぎ>
もう一つの原因は、塗料を薄めすぎてしまうことです。
水性塗料であれば塗料に対して5%の水で薄めるのが基本ですが、それ以上に薄めると、ムラができてしまいます。
薄くかすれるように塗るために、つい水で薄めすぎてしまうお気持ちもよくわかります。
そこで解決策として、水性塗料の場合は「バランサー」という乾燥遅延剤で薄める方法があります。
バランサーは水性塗料に対して最大40%まで加えることができ、水で5%薄めるよりもさらさらの状態に調整できます。
実際に、塗装後のムラでご相談があったお客様からも
「バランサーを使って塗り直したらすごく綺麗になった!」というお声をいただいています。
「塗装ムラ」はやり直しができます。
ムラができて失敗してしまったという方は、今回ご紹介した方法をぜひお試しください。
さらに詳しい解説は写真付きでブログにまとめています。
こちらも参考になさってください。
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