
タカラ塗料の「刷毛(ハケ)・ローラーで車をDIYで全塗装しよう!」サイトに寄せられるお客様塗装事例は2025年4月現在約3000件にも上り、純正車とは違う、世界に一台のオリジナルデザインを自分の手で作り上げる「DIY全塗装」を多くの方に楽しんでいただいています。
しかし、「全塗装車は買取不可」というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。実際当店でも、DIY全塗装した車の買取は難しいとご案内しています。「買取不可」というイメージがDIY全塗装に踏み切れない要因の一つになっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
なぜ全塗装した車は査定してもらえないの?
一般的には全塗装した車は全損扱いになって買い取ってもらえないことがほとんどです。純正状態ではないとなるとその車自体の評価ができず、査定が難しいのです。
具体的な理由をいくつか挙げると
・事故車や修復歴車の可能性を疑われる
全塗装されている車は、「元の塗装を隠す必要があった=事故などで大きな修理をしているのでは?」と疑われやすいです。査定士は、塗装の下に修復歴が隠されている可能性を考えるため、慎重になるようです。
・純正カラーでないと価値が下がる
メーカー純正のボディカラーは、中古車市場での人気やリセールバリューが決まっています。全塗装によってその「純正価値」がなくなってしまうと、買い手が限られたり、価値が下がったりします。
・塗装の仕上がりにバラつきがある
どうしても全塗装のクオリティにはバラツキが出ます。ムラや垂れ、下地の不備などが目立つといった仕上がりの悪さもマイナス査定に繋がります。
・再販しづらい
中古車として販売する際、全塗装車は「改造車」のイメージがつき、一般のユーザーには敬遠されやすいです。販売店側としても在庫リスクがあるため、査定価格を大きく下げられる、あるいは買取を断られる場合もあります。
全塗装車の買取 本当のところはどうなの?

海外では特に中古市場での人気がすごく、全塗装車でも気にせず買い取るらしいという話も聞きます。それだけ日本製の車は「信頼性」「燃費の良さ」「コスパの高さ」で高い評価を得ているようですね。
そんなに世界的に需要があるなら全塗装車の買取もしてもらえるんじゃないか?という素朴な疑問。
中古車買取大手の「ソコカラ」担当者に聞いてみました。
全塗装した車がマイナス査定になる理由は前述しましたが、担当の方がおっしゃるには、細部までていねいに塗装されている場合やクラシックカー、スポーツカーやカスタムカーはプラス査定になることもあるそうです。
また、状況によっては「全塗装=修復歴あり」と判断されることもあるため、塗装の理由や経緯を明確に説明することが大切とのこと。そうすることで、誤解を防ぎ、正当な査定を受けることができるそうです。
DIY全塗装した車を少しでも高く売るためには?
さらに、少しでも高く買い取ってもらうためにできることはあるのか聞いてみました。
それは、何と言っても「車の状態を良好に保つ」こと。これは全塗装した車でなくても言えることですよね。「直接的に金額に影響するわけではない」そうですが、清潔感のある車内はやはり好印象なので、プラス査定に繋がることもあるようです。
また、塗装後のメンテナンスにも気を遣うというのもポイントになりますね。
最後に

愛着のある車だからこそDIY全塗装を繰り返して、動かなくなるまで乗り続けるという方もいらっしゃいます。DIY全塗装の醍醐味はまさにそこなのですが、売却を視野に入れている方は、ていねいに扱うことでプラス査定してもらえるかもしれません。乗り換えを検討されている方は、ぜひ一度「ソコカラ」に査定を依頼してみてはいかがでしょうか。
【 クルマ買取 ソコカラ 】
https://www.hanamaru870.net/
※買取の条件や査定額は、お車の状態や市場状況によって変動する可能性があります。詳細は「ソコカラ」にお問い合わせください。
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