タカラ塗料の大野です。
先日「車の純正色に蛍光色はある??」という記事を書きました。
結論としては「無い」なのですが、調べてみるとライムグリーンの缶スプレーは手に入るので、買ってみました。

Amazonの奥地から取り寄せました。デイトナさんの純正カラーコート7F KAWASAKI ライムグリーンの缶スプレーです。
これを早速板に塗ってみると、確かに蛍光色っぽく見えます。

ただしそれは僕の写真の撮り方。わざと窓越しの明るめの光を当てて、バックを黒い机にして撮影しました。色は対比でみるものなので対象物が暗いと鮮やかに見えるのです。

こうやって黒バックで見るととても鮮やか。カメラの補正も効くのです。
対しまして倉庫をあさったら出てきたシンロイヒの蛍光グリーンがこちら。

こちらも目が痛いほどの鮮やかさ!すごく派手に見えます。
先ほども言いましたが、色は対比なので見比べてみたいと思います。
ついでに原色のライトグリーンとミドルグリーンという色もあったのでそれと並べてみます。

右下がカワサキのライムグリーン。
左下がシンロイヒの蛍光グリーン。
この二つをみるとあれ?カワサキのライムグリーンは結構濁ってる?という感じがするのですが、さらに右上がライトグリーン、左上がミドルグリーンなのですがそれらと比べても濁って見えます。
つまりカワサキのライムグリーンはそんなに鮮やかな色ではないのです。
さらにブラックライトを当てていきます。

蛍光色はこのように当たったところがさらに明るく見えますが、



ほかの3色は全く反応ありませんでした。
紫外線に反応する成分が全然無いってことになります。
このようにカワサキのライムグリーンは蛍光色ではなかった、ということが証明されました。
逆にいうとカワサキのライムグリーンは刷毛とローラーで塗る用の塗料で、艶消しでなら、何となく再現できるということになります。
今まで鮮やかな色にあこがれていた方はぜひお問い合わせください。