タカラ塗料の大野です。
そろそろ全国的に梅雨ですね。。
雨予報であっても車を塗るぞ!と決めた日には車を塗装したいもの。どうしても塗らなければいけない理由がある場合もあると思います。
しかし雨の日の塗装はいろいろな問題点があります。その考えられる問題点をつづっていくシリーズです。
今回は
塗料が乾く前に雨が降ってきたら??
です。
塗料が乾く前に雨が降ってきたら??
とてもよくなさそう、というのはわかると思うのですが、本当にとてもよくないです。
各塗料で実験してみました。

それぞれの共通の条件
・HP推奨通りの希釈率で塗装
・おすすめの短毛ローラーで塗装
・3回塗りを行い最後の塗装し、手につくかつかないかぐらい乾いたところで霧吹きで水をかける
上記を行った結果がこちら
水性の場合



やや乾燥しているところに水をかけると、水性塗料というだけあってちょっと溶けてしまいます。
溶けると溶けた部分の塗料はやや薄めすぎのような状態になり、粘度が下がって色が分離する、という状況が起きます。

乾かした状態がこちら。塗料の黒い成分は軽いので表面上に浮き出し、そばかすのようになってしまいました。
このほかにも雨により流れたり、というトラブルも考えられます。
ラッカーの場合

ラッカーも乾燥するや否やのところで水をかけるとトラブルが出ました。

写真のような水ぶくれがたくさんできました。
2液ウレタンの場合

2液ウレタンの場合は艶ムラもあるのですがやはりぶつぶつができました。

まとめ
このように屋根がない場所で塗装する場合、やはり雨が降らない日を選ぶ必要があります。
また雨の日に屋根の下で塗ったとしてもトラブルが起こる場合があるので、また別の機会に説明します。